2013年10月27日

恵み

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少し乾いた風に乗って金木犀の香りが店の奥まで届く。

樹齢119年の木曽の阿寺で育った栗の木。どこで伐採した木か、緯度と経度を添える。食べ物もうつわも、どこでどう育ったのか知る必要がある。
木曽にいた夏、阿寺渓谷によく涼みに行った。透明度の高い水が音高く流れる。そこで100年以上佇んでいた栗の木は、ほかの生き物にどれだけの恵みを静かに与えてきたのか。

「ろく弁」(栗・漆)


posted by canna at 07:18| Comment(0) | 小さな展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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